- リーマン・ショックおよび東日本大震災の傷から立ち直りつつあった2012年頃より大量に設立されてきたVC/CVCファンドが、2022年以降、満期を迎えます。
- また、近年の傾向としてスタートアップの創業からIPOまでの期間が長期化しており、一般的なファンドの存続期間である10年間ではエグジットまで支援を継続できないケースも出てきており、この傾向は続くものと考えています。当社は、その解決策となるファンドを組成する必要性を痛感し、ファンドレイズを開始いたしました。
- 当社は今後顕在化するであろうセカンダリー案件の受け皿となり、リスクマネーを循環させる役割を担うことで、既存のVCファンド等が、本来の強みとしているステージのスタートアップへの投資活動に専念できる環境作りを促進し、日本のオープンイノベーションの継続・活性化に貢献して参りたいと考えています。
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① 日本国内のベンチャー企業の株式へのダイレクト・セカンダリー投資を基本とします
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- 事業基盤の確立したレイターステージ企業を中心とした投資を行います
- グローバル、Deep Tech、DX、エネルギー等成長期待の大きなテーマ・領域の企業を中心にポートフォリオ構築を行います
- 投資先の状況によっては、セカンダリー取得と同時、又はその後の調達ラウンドで成長資金の追加投資も検討します
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② 時価総額100億円前後~のレイターステージ企業を主な投資対象とします
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- IPOの蓋然性の高い時価総額100億円前後~のレイターステージ企業の株式を、主にフォロー投資家(VC、CVC、事業会社等)からセカンダリー取得することにより株主集約を図り、リード投資家と協調し投資先の成長支援に取組みます
- エグジットについては、 リード投資家を中心とした既存株主との協調、デュアルトラックエグジットを含めた投資先経営陣との資本政策協議を重ね、常にIPO・M&A(資本業務提携)二つのオプションから、投資先企業の成長実現と投資リターンを最大化するエグジットを追求して参ります
③ 競争が厳しく、外部環境(コロナ禍等)に左右されやすい飲食業、許認可が必要であり不確実性が高く、且つ投資判断に高度な専門知識を要するバイオ・製薬などの業種への投資に関しては慎重に判断します
④ SDGs(持続可能な開発目標)、ESG投資(環境、社会、企業統治に配慮している企業を重視及び選別して行う投資)に配慮して投資します
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⑤ 投資候補先のコンプライアンスを厳しく確認し、以下の投資は行いません
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- 反社会的勢力であること又は反社会的勢力と関係を有する企業への投資
- 不動産への直接投資
- 公序良俗に反すると判断される事業を営む企業への投資
- 武器の製造業を営む企業への投資
- 銀行への投資